『まごわやさしい』を実践し始めてから、玄米を食べるようになりました。
玄米を食べるのは私だけなので、まとめ炊きをして一食ずつラップに包んで冷凍しています。
最初は、7〜8時間じっくり吸水して炊飯器の『玄米モード』で玄米を炊いていました。
…なんかボソボソ。
自然食レストランなどで出てくる玄米とは全然違って美味しくない。
そこで炊飯器で美味しく玄米を炊ける方法を調べ尽くしてたどりついたのが、『びっくり炊き』という方法。
まさかの『吸水なしでもっちりふっくらの玄米が炊飯器で炊ける』とのこと。
半信半疑でしたが、早速試してみました。
\炊飯器で炊けるびっくり炊きの特徴/
☑︎ 吸水時間なし
☑︎ 早炊きで炊く
☑︎ 水を加えて2回目の早炊き
玄米の発芽毒ってなに?
玄米には、一般的に「発芽抑制物質」とされる「アブシジン酸」という物質が含まれています。
アブシジン酸は、体内の代謝酵素を一時的に阻害する作用があると言われ、特に腎臓が弱い方や体力が低下している方は摂取を控えることが推奨される場合もあります。
食品安全委員会の公表では、植物調節剤(植物の成長を調節する作用のある農薬)として用いられるアブシシン酸の安全性に関して、「幼児や子供を含めた消費者に危害が生じる可能性はないという結論に至った」との記載があります(2010年米国環境保護庁)
心配な方は、発芽毒(アブシジン酸)については以下の方法で減らすことができます。
発芽毒を減らすための対策
1. 長時間の浸水
玄米を6〜12時間程度浸水させると、アブシジン酸が分解されやすくなります。
この間に水を2〜3回交換すると、さらに効果が高まります。
2. 発芽させる
浸水時間をさらに長くして(24時間〜48時間ほど)、玄米が少し発芽するまで待つと、発芽によってアブシジン酸の量が減少します。発芽させた玄米は「発芽玄米」として、より消化しやすく栄養価も高まります。
3. 炊飯器や圧力鍋での加熱
アブシジン酸はある程度の熱で分解されるため、長時間の加熱も効果的です。
びっくり炊きの方法や圧力炊飯器での炊飯でも、加熱によりアブシジン酸の影響はかなり軽減されると言われています。
短時間の浸水でも、しっかり加熱して炊飯することでアブシジン酸の影響はかなり軽減されますが、気になる場合は6時間以上の浸水をおすすめします。
また、日常的に玄米を食べる場合は、発芽玄米にするのも安心です。
玄米食のメリット
☑︎ ビタミンやミネラル、食物繊維を摂ることができる
☑︎ 白米よりも消化が遅く、満腹感が長続きする
☑︎ 血糖値の上昇がゆるやかになる
仮に、人体に影響を及ぼすような毒素が玄米に含まれていたり、健康被害が出るようなものであれば、玄米の販売はできないはずですし、商品にその旨の注意書きなどがされるはずです。
玄米食のメリットと合わせて、考えるのが◎
玄米のびっくり炊きの方法
玄米を洗う
手のひらでこすり洗いをしてください。
玄米の硬い殻を傷つけて、吸水しやすくするためです。
『拝み洗い』とも言われます。
塩を入れる
天然塩をひとつまみ入れる。
浸透率を上げるためです。
1回目の炊飯(早炊き)
お水の量は、1合につき200mlほど。
私は3合まとめて炊くので、お水を600ml加えて早炊きで炊飯します。
2回目の炊飯
炊き上がったら軽く混ぜる。
1合につき、150〜180mlほどの水を追加。
私は3合なので450〜540mlくらい。
計量カップの兼ね合いで、500mlくらい入れることが多いです。
水加減は、炊飯器の性能やお好みにより調整お願いします。
水を入れた後はこんな感じです。
2回目も早炊きの炊飯。
炊き上がりましたら、しばらく蒸らして完成です。
玄米を炊くということのハードルが下がりました。
もちもちでおいしい玄米を食べて、身体を整えたいと思います。
仕事場には、お手軽なこちらを常備しています。
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豆を入れてさらに栄養価アップ
最近のお気に入りは、豆を入れて炊くびっくり炊紀。
しっかりと吸水した黒まめと金時豆を入れて、炊きました。
豆の食感が入ることで、さらにおいしくいただけます。
手軽に豆類を摂取できるので、
『ま・ご・わ・や・さ・し・い』を意識している方には特におすすめ。
まとめ
玄米を気軽に楽しみたい方におすすめのびっくり炊き。
これだと玄米食も無理なく続けられそうです。
一度お試しください。
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